EDの原因と予防

EDの主な原因

原因は器質性・心因性・混合性の三種類あります。

器質性EDの原因は大きく神経系と血管系の2つに分けられます。
神経系の原因は、脳が興奮を感じても、命令が伝わりにくくなり、伝達系に異常が出やすいためで、糖尿病の方に多く見られます。
血管系の原因は、血管が硬くなり(動脈硬化)、血流が悪く、ペニスの海綿体に十分な血液が行き渡らなくなるためで、高血圧や脂質異常がみられる方に多く見られます。

心因性EDは過去の性交で失敗したことが原因になって引き起こされるもの、極度な緊張によるものなどがあります。子作り中の方にも見られます。
血管系の原因は、血流が硬くなることで(動脈硬化)、血流が悪くなり、ペニスの海綿体に十分な血液が行き渡らなくなることが挙げられ、高血圧や脂質異常がみられる方に多く見られます。

混合性EDは上記2つの心因性と器質性が組み合わさわって引き起こされます。

予防の基礎知識

原因の一つである器質性EDは生活習慣病と大きく関わっており、まずは食生活を改めることが大切です。動脈硬化につながる高カロリー、高食塩、高脂質な食事は避けるべきです。
また、シトルリンやDHA/EPA、亜鉛を多く含む食品は適度に摂取することでED予防や改善が期待されます。

EDは心臓病の前触れ?

最近の研究でEDは心臓病の予兆の一つとして考えられています。狭心症や心筋梗塞とEDの発生メカニズムは同じです。血管硬化、血管の詰まり、血流の低下が原因です。脳で起これば脳梗塞、心臓で起これば心筋梗塞、ペニスで起こればEDとなるわけです。また、ペニスにある陰茎動脈は上記他の血管より細く、いち早く影響を受けるといえます。EDの症状が出た際は、EDの治療と同時に、人間ドック等で血管や血液の状態を検査することをおすすめします。